ミヤザキ タカアキ
  宮﨑 貴朗
   所属   医療保健学部 リハビリテーション学科 理学療法学専攻
   職種   准教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 1996
形態種別 学術論文
標題 足関節底背屈運動における等速性筋力測定の再現性
執筆形態 共著
掲載誌名 理学療法学 , 1996
巻・号・頁 23,35頁
著者・共著者 著者:宮崎貴朗,福島潮人
概要 等速性最大筋力測定において、足関節底背屈運動に関しては、足趾や前足部の代償運動が影響し、足部の固定が難しいこと、測定軸が決定しにくいことなどにより測定が困難である。この研究では、足関節底背屈運動における等速性最大筋力測定において、こういた問題を解決するため、弾性包等速性最大筋力測定において、足関節底背屈運動に関しては、足趾や前足部の代償運動が影響し、足部の固定が難しいこと、測定軸が決定しにくいことなどにより測定が困難である。この研究では、足関節底背屈運動における等速性最大筋力測定において、こういた問題を解決するため、弾性包帯や徒手により十分に固定を行っている我々の測定方法の有効性を検討することである。 健常成人男性23名を対象とし、足関節底背屈運動の等速性筋力測定を日を変え2回行い、最大ピークトルク値の再現性を検討した。足部・大腿部・体幹は検者2名で、足底板への足部の固定は弾性包帯を用いて強固に行い、代償運動が出現しないようにした。運動角速度は、60・90・120deg/secで、測定肢位は、背臥位・膝伸展位、同膝90°屈曲位、腹臥位・膝伸展位、同膝90°屈曲位の四つである。 測定の再現性を表すICCは、背屈運動0.236~0.833、底屈運動0.617~0.940であり、背臥位の背屈運動を除き再現性は良好であった。 この結果より、この研究で行った測定時に十分に足部の固定を行った方法では信頼できる結果が得られることが示唆された。背臥位の背屈運動は、再現性が不良であったので、測定前に十分な練習を行うことが必要と思われた。