チン シュクバイ
陳 淑梅 所属 学環 教養学環 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 1996/07 |
形態種別 | 学術論文 |
標題 | 文学者が見た近代中国(1)―金子光晴と天津― 平成8年7月明治大学日本文学第24号p65―77 |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 明治大学日本文学 |
出版社・発行元 | 明治大学 |
巻・号・頁 | (24),65―77頁 |
概要 | 概要: 金子光晴のエッセイ「没法子―天津にて」(昭和13年)を中心に、光晴が見た戦時中の天津を中心とした日本租界地の風景を分析した。昭和12年の12月、自らの眼で中国最前線の状況を見るべく、天津へと渡った光晴がそこで見たものは、戦争景気での一獲千金を夢見る日本人のにわか商人や朝鮮人女性たちでにぎわう街の風景であった。そのような昭和12―13年当時の天津市街や日本租界地の実情をさまざまな資料から復元し、光晴の描いた様子とを比較考察し、光晴の批判精神を論じた。 |