アンドウ キミヒコ
  安藤 公彦
   所属   先進教育支援センター 教員
   職種   専任講師
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2018/07
形態種別 学術論文
査読 査読あり
標題 多次元コーディングスキームに依拠した協調学習プロセスの自動コーディングの精度検証
執筆形態 共著
掲載誌名 学習分析学
掲載区分国内
出版社・発行元 学習分析学会
巻・号・頁 2,11-22頁
総ページ数 12
著者・共著者 靳展, 安藤公彦 , 柴田千尋 , 稲葉竹俊
概要 コンピュータ支援協調学習研究において、相互作用の活性化のメカニズムを分析し、協調プロセスがうまく進行していないグループを識別する指標を抽出し、適切な足場掛けを行う指針を得ることは、きわめて重要な課題といえる。協調プロセス分析のため、会話データへのコーディングと統計的分析が研究方法としてしばしば採用されるが、本研究プロジェクトでは、深層学習技術による高精度のコーディングの自動化の手法を開発し、その精度と有効性を評価してきた。本論文では、より包括的に協調プロセスを掌握することをめざして、5 つの次元をもつ多層的なコーディングスキームを用いて、実際の授業で行われたチャットデータに対し自動分析を行った。また、この講義での提出物について具体性、工夫、適切性の3軸で評価し、コーディング結果よる分析との比較を行った。その結果、いくつかの次元が「工夫」の評価に関係すること、「social」次元において早急な合意を意味する「Quick consensus」が多い場合、提出物の評価も低くなることを指摘できた。