カゴシマ タケシ
  神子島 健
   所属   学環 教養学環
   職種   准教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2021/01
形態種別 著書
招待論文 招待あり
標題 小田実『玉砕の射程』 ―”玉砕の思想”と他者の問題―
執筆形態 単著
掲載誌名 広岡守穂編『社会のなかの文学』(中央大学政策文化総合研究所研究叢書)
掲載区分国内
出版社・発行元 中央大学出版部
巻・号・頁 241-271頁
総ページ数 31
著者・共著者 神子島 健
概要 戦後日本で活躍した作家、小田実が1998年に執筆した小説『玉砕』は、アジア太平洋戦争におけるペリリュー島での日米両軍の死闘をモデルにして描いた小説である。この作品は、日本軍が最初に玉砕したアッツ島に、米海軍の将校として上陸していたドナルド・キーンが英訳した作品でもある。そのキーンは、玉砕する日本兵を「異質な存在」として考えていたものが、この作品を読むことによって変容したと語っている。
 この作品の受容や作品内容の分析を通して、小田が日本兵をどのように描き、それはキーン(など)の玉砕観、日本兵イメージをなぜ変容させる力を持っているのかを論じたものである。
外部リンクURL https://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I031223408-00