ササキ リョウヘイ
佐々木 亮平 所属 コンピュータサイエンス学部 コンピュータサイエンス学科 職種 助教 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2020/06 |
形態種別 | 学術論文 |
査読 | 査読あり |
標題 | 多様体低次元化に基づく行列因子分解アルゴリズムの提案と協調フィルタリングへの応用 |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 電子情報通信学会論文誌.D 情報・システムソサイエティ |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 電子情報通信学会 |
巻・号・頁 | J103-D(6),506-517頁 |
担当区分 | 筆頭著者,責任著者 |
著者・共著者 | 佐々木 亮平,小西 克巳, 古川 利博 |
概要 | 本論文では行列因子分解に基づく行列補完問題を扱っている.従来の行列因子分解による手法では対象とする行列を R=P^TQ のように,あらかじめ P,Q の行列ランクが低くなるように分解を行うが,P,Q の各列ベクトルが低次元多様体に属する場合には P,Q の行列ランクが高くなるため推定精度は劣化する.本論文ではこの問題を解消するために,P,Q 各々について,各列ベクトルの近傍ベクトルが張る空間の次元を削減するように P,Q を推定する手法を提案している.提案手法は P,Q の各列ベクトルがなんらかの低次元可微分多様体上に属するように,局所線形埋め込みの考え方に基づき,各列ベクトルが局所的に低次元線形空間上に属するように行列因子分解を行う点に特徴がある.シミュレーション,並びに行列補完問題の応用である協調フィルタリングに関して数値実験比較を行ったところ,従来手法と比べ推定精度が向上したことから,提案手法が有効であることを確認している. |