サトウ アツシ
佐藤 淳 所属 応用生物学部 応用生物学科 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2019/05 |
形態種別 | 学術論文 |
標題 | ウシラクトフェリン-オレイン酸複合体の細胞毒性 |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | ラクトフェリン 2019 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 株式会社 アイ・ケイコーポレーション |
巻・号・頁 | 73-76頁 |
著者・共著者 | 中島 正博、大野基、中村 真男、佐藤 淳 |
概要 | ラクトフェリン(LF)は,抗腫瘍活性を示すことが報告されており,創薬の観点から興味深い。筆者らは前学術集会において,鉄遊離型(Apo)bLFと,オレイン酸ナトリウム(OA)を用いて複合体(Apo bLF-OA)を作製し,ヒト肺腺癌細胞株PC-14に対する細胞毒性,及びその物性を報告した。本研究では鉄飽和型(Holo) bLFを用いたbLF-OA作製を試みた。得られた複合体の構造はゲルろ過クロマトグラフィー,その安定性をCDスペクトルとペプシン消化耐性で評価した。さらに,Apo,Holo両bLF-OAの細胞毒性を,癌細胞であるPC-14及びヒト胎児肺由来正常細胞株WI-38を用いて検証した。その結果,鉄結合度に関わらずbLF-OAは作製可能であった。さらに,bLF-OAの細胞毒性はbLFに結合したOAに基づくものであり,癌細胞,正常細胞に対し細胞毒性を示した。 |