ヒナタ ナエ
日向 奈惠 所属 医療保健学部 臨床工学科 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2013/04 |
形態種別 | 学術論文 |
査読 | 査読あり |
標題 | A study on the method for cancer diagnosis using FFT on DNA ploidy Analysis(DNA ploidy解析にFFTを応用した新しい癌診断法の研究) |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 生体医工学 |
出版社・発行元 | 日本生体医工学会 |
巻・号・頁 | 51(2),103-111頁 |
著者・共著者 | 日向奈惠・神田浩明・塩山高広・鈴木あかね・武田朴・石川雄一・山口俊晴・加藤洋 |
概要 | 本論文ではヒストグラムのFFT解析結果から、がんと正常の鑑別を試みた。病理診断において、標本の観察が平面的であることからがんと非がん病変の識別が困難な場合がしばしばある。本研究においては、がん研究会有明病院において大腸がん切除26例から採取した正常組織と腫瘍組織を比較解析した。得られたヒストグラムの特徴からその分類を行った。さらにヒストグラムのFFT解析結果から、微分FFTパターンの最小値と一定以上の振幅をもつ振動の回数を用いたアルゴリズムを構築した。病理診断結果を基準としたアルゴリズムによる鑑別結果の感度は100%、特異度は90%程度であった。我々の提案したDNA ploidy解析法およびFFT解析は有効な診断手法となる可能性を示した。 |