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サトウ アツシ
Atsushi Sato
佐藤 淳 所属 応用生物学部 応用生物学科 職種 教授 |
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| 言語種別 | 日本語 |
| 発行・発表の年月 | 2017/12 |
| 形態種別 | 学術論文 |
| 標題 | In vitro腸管吸収モデルを用いたヒトラクトフェリン融合タンパク質の腸管吸収の可能性 |
| 執筆形態 | 共著 |
| 掲載誌名 | ラクトフェリン2017 |
| 掲載区分 | 国内 |
| 出版社・発行元 | アイ・ケイ・コーポレーション |
| 巻・号・頁 | 57-60頁 |
| 著者・共著者 | 松崎 巧実, 志賀 有貴, 野北 武秀, 大橋 愛美, 中村 真男, 佐藤 淳 |
| 概要 | 筆者らは, ラクトフェリン(LF)を用いた経口医薬品の開発を目指している。すでに, 簡便にLFの腸管吸収を評価する実験系として, ヒト小腸上皮様細胞Caco-2を用いて, LFの細胞内への取り込み, 及び細胞外への放出を評価するIn vitro腸管吸収モデルを報告している。本研究では, この In vitro腸管吸収モデルを用いて, ヒトラクトフェリン(hLF)融合タンパク質であるhLFとIgG Fcの融合タンパク質, 及びhLFとヒト血清アルブミンの融合タンパク質のCaco-2細胞内への取り込み, 細胞外放出を調べ, 腸管吸収の可能性を評価した。実験の結果, hLF融合タンパク質はCaco-2細胞に完全な分子の形で取り込まれ, 完全な分子の形で細胞外へ放出された。しかし, 一部のhLF融合タンパク質では細胞外への放出の際に分解が認められた。以上より, 安定なhLF融合タンパク質は分解されることなく腸管から吸収されて, 体内で薬効を発揮する可能性が示された。 |