カタギリ トシマサ
Katagiri, Toshimasa
片桐 利真 所属 工学部 応用化学科 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2021/02 |
形態種別 | 学術論文 |
査読 | 査読あり |
標題 | 2020年夏の東京都の新型コロナ感染者発生動向(第2波)の解析:屋内の加湿による接触感染増強のリスク |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 安全工学 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 安全工学会 |
巻・号・頁 | 60(1),49-52頁 |
総ページ数 | 4 |
担当範囲 | 企画、分析、執筆 |
担当区分 | 筆頭著者 |
著者・共著者 | 片桐利真, 横田恭子 |
概要 | 東京都の2020年夏のCOVID-19の感染拡大・収束傾向と日照時間および日平均湿度との相関を調べた.東京都の発表した新たな感染者の14日間の移動平均(An:nは日数)を基に, 感染拡大・収束傾向の指標(Bn)をBn =(An-2 − An)/ Anと定義した.この指標Bnは, 日照時間の14日間の移動平均(Cn)および1日の平均湿度の14日間の移動平均(Dn)とよく相関していた.相関係数はそれぞれ −0.74と0.75であった.この結果は, 新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の最外殻エンベロープの化学構造やその感染メカニズムと矛盾しない.新型コロナウイルスを含む飛沫あるいは付着飛沫を乾燥させることによりウイルスの感染能力を消滅させ, 飛沫感染や接触感染を防ぐためには,公共性の高い屋内あるいは人の多い屋内空間においては,加湿よりも換気を行ない,空間を乾燥した状態に保つべきである. |
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