サトウ アツシ
佐藤 淳 所属 応用生物学部 応用生物学科 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2015/07 |
形態種別 | 学術論文 |
標題 | 小腸上皮細胞上に発現するラクトフェリン受容体(LFR)の機能解析 |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | ラクトフェリン 2015 |
出版社・発行元 | 日本医学館 |
巻・号・頁 | 102-107頁 |
著者・共著者 | 大島 裕太、関 航平、中 侑希、渋谷 昌孝、横山 竜也、佐藤 淳 |
概要 | ラクトフェリン(LF)は様々な生理活性を持つ多機能性タンパク質である。LFは経口投与後、腸管から分子丸ごとの形で吸収される事が報告されており、このLFの吸収には、小腸上皮細胞上に発現しているラクトフェリン受容体(LFR)が関与すると報告されている。LFRはGPIアンカー型膜タンパク質として機能するLF受容体以外に、可溶性タンパク質としてガラクトフラノース糖鎖とCa²⁺依存的に結合するレクチン(Intelectin)や、肥満や糖尿病に関与するアディポサイトカイン(Omentin)として機能することが知られている。本研究ではCOS-1細胞とCHO (dhfr⁻)細胞にLFR遺伝子を導入し、その発現様式を検討した。次にCHO (dhfr⁻)細胞を用いてLFR安定発現株を樹立し、この培養上清に分泌された可溶性LFRと各種リガンドとの結合能を検討した。その結果、LFRのC末端領域は、細胞外分泌に関与すること、細胞外に分泌された可溶性LFRは、Sepharose 4 Fast FlowとCa²⁺依存的に結合する事を明らかにした。 |