シモムラ ミフミ
Shimomura Mifumi
下村 美文 所属 医療保健学部 臨床工学科 職種 准教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2022/04 |
形態種別 | 学術講演予稿集(学会、研究会を含む) |
標題 | 新しい末梢循環評価法の開発 |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 医療機器学(第97回日本医療機器学会大会予稿集) |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 一般社団法人日本医療機器学会 |
巻・号・頁 | 92(4),P9頁 |
著者・共著者 | 安藤ゆうき, 武田朴,笠井亮佑,上條史記,加納敬,伊藤奈々,田中裕香子,島峰徹也,荻野稔,下村美文,田仲浩平,日向奈惠,篠原一彦 |
概要 | 我々は末梢側の血管の状態を管理する目的で、循環器系の基本モデルとして有名なウインドケッセルモデル(WKモデル)を応用し、時定数測定を試みた。入力信号をカフ脈波(BAPW)、出力信号を指尖光電脈波(PPG)とするWKモデルを作製し、非観血的かつ容易にWKモデルの時定数測定を行った。19人の対象(21~75歳、平均30歳±14.4)を測定し、そのうち11人の時定数を得ることができた。時定数が求められなかった原因はBAPWとPPGの基本波比より第二高調波比のほうが大きかったためである。WKモデルに従って考えると、基本波比よりも第二高調波比のほうが小さいので、血管からカフに至るまでの伝達特性に原因があると考えられる。測定能力を向上させるには血管からカフまでの伝達特性を補正する。あるいは、より伝達特性が優れていると考えられる体表から測定する圧脈波をBAPWの代用とするなどの改良が必要である。 |