サトウ アツシ
佐藤 淳 所属 応用生物学部 応用生物学科 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2015/07 |
形態種別 | 学術論文 |
標題 | 医薬品展開を目指した修飾ラクトフェリンの開発 |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | ラクトフェリン 2015 |
出版社・発行元 | 日本医学館 |
巻・号・頁 | 14-18頁 |
著者・共著者 | 佐藤 淳 |
概要 | ラクトフェリン(LF)は多岐にわたる生理活性を有することから、創薬シーズとしての展開が期待されている。しかし、LFの血中半減期は非常に短く(ラットで10分程度)、この問題を解決しなければ医薬品としての開発は難しい。我々はその解決方法としてタンパク質医薬品の安定性向上技術であるポリエチレングリコール(PEG)修飾法とIgG Fc融合タンパク質技術に着目し、PEG-ウシLF (PEG-bLF)と、遺伝子組換え型ヒトLF (hLF)-ヒトIgG Fc融合タンパク質を開発した。両修飾LFは高い残存活性と、高い血中安定性を示し、動物疾患モデルにおいて増強した薬効を示した。特にhLF-Fc融合タンパク質は、配列がヒト由来であり、生物製剤開発で実績のあるCHO細胞で生産されていることから、経口剤のみならず注射剤としての展開が期待される。 |