サトウ アツシ
佐藤 淳 所属 応用生物学部 応用生物学科 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2013/10 |
形態種別 | 学術論文 |
標題 | 経口ポリエチレングリコール修飾ラクトフェリン |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | ラクトフェリン 2013 |
出版社・発行元 | 日本ラクトフェリン学会第5回学術集会実行委員会編集、日本医学館 |
巻・号・頁 | 91-95頁 |
著者・共著者 | 杉本 晃規、小島 由載、志賀 有貴、大島 裕太、野原 万友美、竹内 崇、佐藤 淳 |
概要 | ラクトフェリン(LF)は、様々な生理活性を有する多機能性タンパク質であり、創薬の観点から非常に興味深い。しかし経口投与されたLFは消化器官で消化、分解され、血中での安定性が低いという問題点をもつ。この問題点を克服するため、我々はタンパク質医薬品ですでに実績のあるポリエチレングリコール(PEG)修飾法に着目した。NHS活性化エステルを有するBranched-PEG(分子量20 kDa、40 kDa)と、パラニトロフェニル活性化エステルを有するLinear-PEG(分子量 30 kDa)を用いてウシLF(bLF)を修飾し、3種類のPEG-bLF(20 k-PEG-bLf、40 k-PEG-bLf、30 k-PEG-bLf)を作製した。得られたPEG-bLFについては、その残存活性、ペプシン消化耐性、血中安定性、腸管吸収を比較検討した。結果として、PEG-bLFは高い残存活性と血中安定性を示し、PEG修飾後も腸管から吸収されたことから、経口製剤としての開発が期待される。 |