ナカヤマ タカシ
中山 孝 所属 医療保健学部 リハビリテーション学科 理学療法学専攻 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2022/12 |
形態種別 | 学術論文 |
査読 | 査読あり |
標題 | 一本歯下駄を用いた歩行における骨盤・腰椎の運動制御に関する検討 |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 日本整形靴技術協会雑誌 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 日本整形靴技術協会 |
巻・号・頁 | 3(1),1-4頁 |
総ページ数 | 4 |
担当範囲 | データ解析 |
著者・共著者 | 松下和哉、石黒圭応、中山孝、泉龍太郎 |
概要 | 下駄を用いた歩行において、下駄が持つ特徴的な形状に対して靱帯の骨盤・腰椎および体幹の運動制御がどのように行われているのか検討するため裸足・日本歯下駄・一本歯下駄の3条件で三次元動作解析装置を用いて歩行を撮影し、Plug in gait モデルと骨盤Sモデルを組みあわせて立脚期の運動学的分析を行った。結果、裸足に対して一本歯下駄で骨盤前傾角度、脊柱起立筋の筋活動において有意差を認めた(p<0.05)。これは一本歯下駄を用いて歩行する上で生じる不安定な支持基底面と重心位置の上方偏位に対して、脊柱起立筋の筋活動を増大させ、それに伴う骨盤の傾斜を行わせることで体幹筋による身体剛性を高め、不安定な状態での安定性獲得をめざす動的効果が生じ、腰椎の前弯による内的な衝撃吸収を代償していると考えられた。 |