サトウ アツシ
佐藤 淳 所属 応用生物学部 応用生物学科 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2013/10 |
形態種別 | 学術論文 |
標題 | ヒトラクトフェリン‐ヒト顆粒球コロニー刺激因子融合タンパク質のヒト小腸上皮様細胞Caco-2への取り込み |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | ラクトフェリン 2013 |
出版社・発行元 | 日本ラクトフェリン学会第5回学術集会実行委員会編集、日本医学館 |
巻・号・頁 | 96-101頁 |
著者・共著者 | 柳 芳典、鈴木 郁郎、佐藤 淳 |
概要 | ヒトラクトフェリン(hLF)はヒト小腸上皮様細胞(Caco-2)に取り込まれることが知られており、この取り込みは、hLFの腸管からの吸収を模倣すると考えられている。本研究では、hLFの腸管吸収におけるキャリアタンパク質としての可能性を検証するため、立体構造が完全に異なるhLFとヒト顆粒球コロニー刺激因子(hG-CSF)との融合タンパク質を作製し、Caco-2への細胞内取り込みを調べた。具体的には、hLF全長配列(1~692アミノ酸)に加えて、N-lobe(1~332アミノ酸)とhG-CSFとの融合タンパク質(hLF‐hG-CSF、N-lobe‐hG-CSFと命名)を作製して、Caco-2細胞への取り込みを調べた。hG-CSFはCaco-2細胞にほとんど取り込まれなかったが、融合タンパク質であるhLF‐hG-CSFとN-lobe‐hG-CSFはhLFの吸収経路でCaco-2細胞に取り込まれた。この結果は、hLFの腸管吸収におけるキャリアタンパク質としての可能性を示していると期待される。 |