ナカヤマ タカシ
中山 孝 所属 医療保健学部 リハビリテーション学科 理学療法学専攻 職種 教授 |
|
言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2018/12 |
形態種別 | 学術論文 |
査読 | 査読あり |
標題 | 傾斜歩行が下肢に与える影響 -矢状面を中心に- |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 日本整形靴技術協会雑誌 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 日本整形靴技術協会 |
巻・号・頁 | 3,13-16頁 |
総ページ数 | 4 |
担当範囲 | Data Analysis |
著者・共著者 | 松下和哉, 中山孝, 石黒圭応, 飛田諒, 阿部馨 |
概要 | 勾配約7度の実験用傾斜路を用いて、平地・上り斜面・下り斜面の環境を作成し、立脚初期-立脚中期の歩行分析を行った。被験者は成人7名とし、3次元動作解析装置(VIVON Nexus)および筋電計を使用し、各条件を計測した。結果、平地・下り斜面と比較し、上り斜面にて股関節屈曲角度、大腿二頭筋、前脛骨筋の筋活動が有意に増大し(p<0.05)、特に大殿筋にて有意に増大した(p<0.01)。床反力左右成分は平地に比べ上り・下り斜面にて有意に小さくなった(p<0.05)。これは上り斜面では股関節を大きく屈曲して斜面に接地する必要があり、さらに重心を上方・前方推進するために股関節屈曲、大殿筋、大腿二頭筋、前脛骨筋が強く働いたと考えた。下り斜面では膝関節屈曲、足関節底屈の遠心性収縮を行うことで拮抗筋の抑制が生じ、大殿筋、大腿二頭筋、前脛骨筋の筋活動が低下したと考察した。左右成分は斜面を歩行することで安定性が低下するため、外側方法の分力を小さくすることで安定化を図ったものと思われる。 |