サトウ アツシ
佐藤 淳 所属 応用生物学部 応用生物学科 職種 教授 |
|
言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2011/09 |
形態種別 | 学術講演予稿集(学会、研究会を含む) |
標題 | 固相化細胞を用いたファージELISA法の構築 |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 第63回 日本生物工学会大会 講演要旨集 |
出版社・発行元 | 日本生物工学会 |
著者・共著者 | 野木大樹、立岡孔明、西田龍虎、石原克彦、佐藤淳 |
概要 | 浮遊細胞表面に発現するレセプター分子と、それを認識するファージクローンとの結合評価には、多くの場合フローサイトメトリーが用いられる。しかし、そのためには高価な機器が必要であり、測定にはスキルが求められる、さらに多検体の同時測定が困難などの問題点がある。一方、これらの問題点を克服する方法として、ELISA法が用いられているが、浮遊細胞は生細胞としてプラスチック表面に固相化することが困難なため、洗浄操作等で多くの細胞が失われ、再現性のある結果が得られにくいという欠点があった。本研究では、浮遊細胞を生細胞のままプラスチック表面に固相化する試薬として、細胞修飾剤BAM (Biocompatible Anchor for Membrane) に着目した。BAMはNHS基とOleyl基を有しており、NHS基によりプレート表面上に固相化したタンパク質と結合し、Oleyl基で細胞膜と結合する。これにより浮遊細胞を、プレート表面上に固相化することができる。モデルレセプター分子としてBST-1/CD157、その分子を認識するファージfUSE SN-1を用いて、BAM-phage ELISAを構築したので報告する。 |