タナベ ダイスケ
田辺 大介 所属 医療保健学部 看護学科 職種 助教 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2023/03 |
形態種別 | 学術論文 |
査読 | 査読あり |
標題 | 長期の入院を要した発達障害患者の問題行動と看護のあり方 |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 日本看護福祉学会誌 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 日本看護福祉学会 |
巻・号・頁 | 28(2),143-152頁 |
総ページ数 | 10 |
担当範囲 | 論文の構想、執筆 |
担当区分 | 筆頭著者 |
著者・共著者 | 田辺大介 |
概要 | 本研究は、発達障害患者の1事例の長期経過から「問題行動」の具体的態様を明らかにするとともに、効果的な看護を探索することを目的とした。入院経過から、1ヵ月毎の概要記述を作成し、「問題行動」のカテゴリーと頻度等を特定した。さらに、「問題行動」の分析結果から、効果的な看護を探索した。その結果、発達障害患者の「問題行動」をカテゴリー化する事が出来た。また、発達障害患者の「問題行動」の持続的な発生が、看護の継続を困難にし、患者への拒否感につながっている事が明らかになった。その一方で「問題行動」は、患者と看護の相互的な作用を受ける事も示された。発達障害患者の「問題行動」に対する看護は、「問題行動」を許容しつつ、自由で開放的な時間と空間を共有しながら、その原因や意味を一緒に考えていく事が重要であった。医療者とのつながりを途切れさせないこと、家族と患者のつながりを回復させることの重要性も示唆された。 |