キクチ ツカサ
菊池 司 所属 メディア学部 メディア学科 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2015/08 |
形態種別 | 学術講演予稿集(学会、研究会を含む) |
標題 | 360度動画における印象に影響を及ぼす要素の研究 |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 第2回 ADADA Japan 2015 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | ADADA Japan |
著者・共著者 | 宮脇巧真 |
概要 | 本研究では,360度動画を使用した映像表現を行った際に視聴者の印象がどのように変化するのかを検証する.360度動画は,周囲を見渡せるための展開方法だけでもシームレスに画角を変えてことができ,360度見渡せる形だけでなくリトルプラネットなど平面上に360度すべての情報を押し込んで,今までの撮影方法にはない世界観のある映像をつくることが可能である. パノラマ映像の歴史は古いが,360度動画が生れたのはごく最近の技術であり,VRとしての先行研究は盛んに行われているが,映像作品としての研究はほとんどされていない.しかし,今まで撮影で利用したレンズの画角でレンズを向けた方向にしか表現出来なかった映像表現が,後からでも自由にできるようになったということは映像制作の手法に変革をもたらすことが期待できる. そこで従来の映像と比較して,360度動画の視聴者の印象がどのように変化するか,また同一の360度動画で展開方法の違いでも印象が変わるかどうか客観的に示すことを目的とし,このような心理学的研究を通して視聴者の印象を数量的に読み取ることができれば,さらに360度動画の普及は進み,より良い映像作品を作り出されるということが考えられる. |