ウラノ マサヨ
  浦野 雅世
   所属   医療保健学部 リハビリテーション学科 言語聴覚学専攻
   職種   准教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2015/12
形態種別 著書
標題 超皮質性失語
執筆形態 共著
掲載区分国内
出版社・発行元 新興医学出版社
巻・号・頁 73-82頁
総ページ数 272
担当範囲 「混合型超皮質性失語」の分担執筆
著者・共著者 一般社団法人日本高次脳機能障害学会 教育・研修委員会編
概要 混合型超皮質性失語とは、他の言語機能が全廃でありながら、復唱のみが保存されている失語型である。復唱が保存されている神経解剖学的基盤としては、Wernicke野、Broca野、弓状束が保存されていながらも、概念中枢や発話開始に必要な周辺領域の損傷により、主要言語領域が孤立するという、いわゆる離断学説が古典的な説明である。しかしながら、左半球広汎病変例では、復唱機能における右半球の関与を考慮する必要がある。左半球の損傷の程度には形態画像のみならず機能画像での検証が重要であり、混合型超皮質性失語の発現には、言語領域を含む・含まないにかかわらず、ある程度広汎な病変が必要であることを指摘した。