| カゴシマ タケシ 神子島 健 所属 学環 教養学環 職種 教授 | |
| 言語種別 | 日本語 | 
| 発行・発表の年月 | 2017/07 | 
| 形態種別 | 学術論文 | 
| 標題 | 〈石川達三と火野葦平〉の語り : 「戦争文学」の射程と日中戦争 | 
| 執筆形態 | 単著 | 
| 掲載誌名 | 年報日本現代史 | 
| 掲載区分 | 国内 | 
| 巻・号・頁 | (22号) | 
| 概要 | 石川達三と火野葦平というのは、日中戦争期の戦争文学を考える上で、特に有名な二人の作家である。これまでそれぞれに研究が進み、あるていど関連付けた研究もあったが、今までの評価軸が、石川を高く評価する研究者や評論家は火野を低く評価し、あるいはその逆の関係になっていることを研究史から明らかにした。これは戦争、とりわけ戦場の兵士を描く小説におけるリアリズムの評価に、現実の戦争をモデルにしているが故の特有の評価軸が存在している、ということと関連している。日本の近現代史研究を代表するジャーナルの特集において、編集委員からの依頼を受けて執筆したものである。 |