ナカヤマ タカシ
中山 孝 所属 医療保健学部 リハビリテーション学科 理学療法学専攻 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2016/10 |
形態種別 | 学術雑誌,解説・総説 |
標題 | 膝蓋腱障害に対する運動療法の効果―システマティックレビュー― |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 徒手理学療法 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 日本徒手理学療法学会 |
巻・号・頁 | 16(2) |
著者・共著者 | 三根幸彌,中山孝,Steve Milanese &Karen Grimmer |
概要 | 膝蓋腱障害を有する患者の痛みと機能障害に対する運動療法の効果を,システマティックレビューによって検討することを目的とした。 【方法】9種類のデータベースを用いて,2016年3月9日までの英語または日本語の無作為化比較試験を対象として系統的検索を行った。方法論的質の評価はPhysiotherapy Evidence Database(PEDro)スケールを用いた。 【結果】9編の英語の論文が選出され,7編がPEDroスケールにおいて高い質を示した。共通の対象介入が存在しないことからメタアナリシスは行われなかった。遠心性運動が9編全ての論文において異なる介入と比較検討されていた。しかしながら,遠心性運動が他の運動プラグラムよりも優れているという明確なエビデンスは見当たらなかった。 【結論】臨床家は膝蓋腱障害を有する患者に対する遠心性運動の優先的処方を再考し,患者の状態・状況に応じて高負荷低速運動やステップスクワットといった他の運動療法も考慮すべきである。 |