マツイ タケシ   Takeshi Matsui
  松井 毅
   所属   応用生物学部 応用生物学科
   職種   教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2022/09
形態種別 学術雑誌,解説・総説
招待論文 招待あり
標題 角化における皮膚表皮顆粒層細胞の機能的細胞死「コルネオトーシス」
執筆形態 単著
掲載誌名 皮膚科
掲載区分国内
出版社・発行元 科学評論社
巻・号・頁 2(3),369-376頁
総ページ数 8
担当区分 筆頭著者,責任著者
著者・共著者 松井 毅
概要 皮膚表皮角層は、角層細胞と呼ばれる死細胞が数層積み重なり、機能的バリアとして働いている。しかし、顆粒層最上層のSG1細胞が、どのように細胞死を起こして角層を形成するのかは、不明の部分が多かった。そこでマウス個体を用いた細胞内Ca2+とpHのライブイメージングにより、SG1の細胞死過程を詳細に解析した。その結果、SG1細胞において、長期の細胞内Ca2+濃度の上昇の後、細胞内が酸性化することが明らかとなった。この酸性化状態のままSG1細胞は死細胞である角層細胞へと変化する。以上の結果は、SG1細胞死は、ユニークな細胞内イオン変化を経て、角層バリアを形成することを示している。このような細胞死形式をコルネオトーシスと命名した。