ナカヤマ タカシ
中山 孝 所属 医療保健学部 リハビリテーション学科 理学療法学専攻 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2016/04 |
形態種別 | 学術雑誌,解説・総説 |
査読 | 査読あり |
標題 | 腱板断裂に対する理学療法 |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 徒手理学療法 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 日本徒手理学療法学会 |
巻・号・頁 | 16(1),3-12頁 |
著者・共著者 | 松井一久,中山孝 |
概要 | 〔目的〕腱板断裂に関する評価および治療について, データベースを用いた検索により得られたエビデンスを紹介すること. 〔検索方法〕症状, 評価項目, 治療, 予後に関するキーワードをもとに7つのデータベースを用いて検索した. 〔結果〕安静時痛・夜間痛・動作時痛は共に肩関節前外側に多く診られる. 自動可動域制限, 外転, 外旋筋筋力低下は特徴的な所見であるが回旋筋腱板に対する理学検査の精度は幅広い. 保存療法, 観血的術後療法としての理学療法の原則は, 損傷した回旋筋腱板に対し負担をかけずに疼痛, 自動関節可動域, 筋力を改善していくことである. 鏡視下や直視下による術式の違いは予後の関連因子とはならないため, 術後リハビリテーション処方に基づいたセラピストの知識と技術が重要である. 〔結語〕腱板断裂は断裂部位, 断裂の大きさ, 受傷機転などにより様々な症状を呈するため, 理学療法士は多様な検査所見を統合し, 評価・治療していく必要がある. |