ナカヤマ タカシ
中山 孝 所属 医療保健学部 リハビリテーション学科 理学療法学専攻 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2016/04 |
形態種別 | 学術雑誌,解説・総説 |
査読 | 査読あり |
標題 | 癒着性肩関節包炎 (凍結肩または肩関節周囲炎) の徒手理学療法EBPT |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 徒手理学療法 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 日本徒手理学療法学会 |
巻・号・頁 | 16(1),21-31頁 |
概要 | 癒着性肩関節包炎は自然発生的に起こる肩の疼痛とそれに続く可動性障害を呈し, 外来臨床診療において, 理学療法の対象となることが多い疾患の1つである. 現代においても, 疫学, 発症原因, 確定診断, リスク要因, 評価および治療法など不確定要因が多い. 大半が自然回復する一方で, 痛みの慢性化や可動性制限が残存する症例も報告されている. そのため, 徒手療法を主体とする理学療法介入効果が疑問視されることも事実である. 本稿では癒着性肩関節包炎に関する確定診断, 分類, 評価指標および徒手療法介入について, 過去の無作為化比較対照試験(randomized control trials: RCT)による研究論文, 現存するガイドラインおよび Cochrane review 等を検索・分析し, それらのエビデンスレベル, 推奨レベルを報告した. 近い将来, 癒着性肩関節包炎に対する有効な理学療法および診療ガイドラインの策定が期待される. |