ナカヤマ タカシ
中山 孝 所属 医療保健学部 リハビリテーション学科 理学療法学専攻 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2016/01 |
形態種別 | 学術論文 |
査読 | 査読あり |
標題 | 非特異的慢性腰痛を有する患者に対する神経生理学に基づいた患者教育の効果-システマティックレビュー- |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 理学療法学 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 公益社団法人日本理学療法士教会発行 東京プレス印刷 |
著者・共著者 | 三根幸彌,中山孝,Karen Grimmer |
概要 | 【目的】非特異的慢性腰痛を有する患者に対する痛みの神経生理学に基づいた患者教育(pain neurophysiology education; PNE)の効果をシステマティックレビューにより検討することを目的とした。 【方法】9種類のデータベースを用いて,英語・日本語の無作為化比較試験を対象として2015年6月5日までの系統的検索を行った。バイアスのリスクの評価にはPhysiotherapy Evidence Databaseスケールを用いた。データの統合は記述的に行われた。 【結果】6編の英語論文が選択され,全ての論文が低いバイアスのリスクを示した。PNEが他の形態の患者教育よりも効果的であるというエビデンスはなかった。また,PNEと他の介入を併用した際に効果が減弱する可能性があることが示唆された。 【結論】PNEを用いる場合は,対象患者の特性と介入との相性について考慮する必要がある。将来の研究はこのレビューで明らかになった方法論的欠点を解消し,PNEの効果についてより質の高いエビデンスを提示する必要がある。 |