オオヤマ マサヒコ
大山 昌彦 所属 学環 教養学環 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2019/02 |
形態種別 | 著書 |
標題 | 脱亜入欧する身体 |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 日本近代における〈国家意識〉の形成の諸問題とアジア |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 勁草書房 |
巻・号・頁 | 153-178頁 |
担当範囲 | 153〜178 |
著者・共著者 | 遠藤薫編著、中田喜万、田頭慎一郎、大尾侑子、大山昌彦、周東美材、近藤和都、塚越健司、木本玲一 |
概要 | 本論文では、女子教育における社交ダンスを事例に、異文化受容における国家意識の影響について論じた。女子教育における社交ダンスは、受容の初期から積極的に導入されてきた。「日本的な慣習」を根拠とした社会的非難の高まりと女子教育の拡大を背景に、女子教育における社交ダンスは、本来のあり方である男女の社交を抑圧しダンス自体を改良することで、近代国家にふさわしい女性の身体を構築する手段となった。異文化受容にみられる国家意識が、本来のあり方と断絶させると同時に、ローカルなスタイルとアイデンティティを構築したことを明らかにした。 |