エノモト ミカ
榎本 美香 所属 メディア学部 メディア学科 職種 准教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2011/09 |
形態種別 | 学術論文 |
査読 | 査読あり |
標題 | 話し手の視線の向け先は次話者になるか<社会言語科学会徳川宗賢賞優秀賞受賞> |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 社会言語科学 |
出版社・発行元 | 社会言語科学会 |
巻・号・頁 | 14(1),97-109頁 |
著者・共著者 | 榎本美香・伝康晴 |
概要 | 本研究では、日本語多人数会話での視線行動を分析し、話者交替との関係性を解明する。特に、次話者が自己選択する事例に焦点をあて、以下の2つの疑問に解答を与える。1) 現話者に見られていた参与者が次話者になるのか、2) 例外があるとすると、それはなぜか。3人12組の雑談会話を量的・質的に分析し、1) 隣接ペアが用いられていなくても、話し手に見られていた参与者が基本的には次話者になる、2)話し手に見られていない参与者が自己選択する場合には、以下の場合に可能になる。a) 見られていた参与者が次発話を事態するか期待されていた反応を返さない、b) 見られていない参与者がそこで話されている内容に関する背景知識を話し手と共有していて、同意・不同意などの立場を同じくしている。これらの結果は見られている参与者が次話者になることが指向されていることを示す。 |
ISSN | 13443909 |
NAID | 110009509342 |