ミヤザキ タカアキ
  宮﨑 貴朗
   所属   医療保健学部 リハビリテーション学科 理学療法学専攻
   職種   准教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 1995/08
形態種別 学術論文
標題 脳卒中片麻痺患者の体力の検討
執筆形態 共著
掲載誌名 臨床研究報告集 平成7年度
出版社・発行元 東京都リハビリテーション病院編集発行
巻・号・頁 44~49頁
著者・共著者 著者:藤谷順子,山本 摂,宮崎貴朗
近野一浩
概要 平成6年度の脳血管障害の体力評価プロジェクトの継続である。
平成7年度のテーマは、脳卒中片麻痺矢野実用歩行能力に関与する要因の検討である。
複数の体力評価因子と実用歩行能力の関係を検討した。
平地歩行が自立している脳卒中片麻痺男性41名を対象とした。平均年齢は51歳、発症からの期間は平均500日、実用歩行能力は屋外自由群が23名、屋外不自由群が18名であった。
体力評価は、最高酸素摂取量PeakVO2、AT、非麻痺側膝伸展ピークトルクPTr、連続30回の総仕事量TWK、3分間のPCIである。
相関分析では、TWKとPTr、PtrとPeakVO2、ATとPeakVO2、年齢とPeakVO2について有意な相関関係がみられた。実用歩行能力の2群間では有意差はなかった。数量化Ⅱ類による判別分析では、ステージ、PTr、PCI、ATによる正判別率が91.67%であり、偏相関係数は大きい方から、ステージ>PTr>PCI>ATの順であった。
多様な因子により影響を受けることが推測された。今後は、評価項目と対象数を増やし、検討していきたい。
担当部分:研究グループの一員として、研究計画、研究の実施を行った。歩行能力と筋力の測定を主担当し、データの分析も行った。