シマミネ テツヤ
Tetsuya Shimamine
島峰 徹也 所属 医療保健学部 臨床工学科 職種 専任講師 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2024/07 |
形態種別 | 学術講演予稿集(学会、研究会を含む) |
標題 | 病院内の背景音を考慮した医療機器のアラーム音の聞き心地に関する検討 |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 第34回環境工学総合シンポジウム2024予稿集 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 日本機械学会 |
総ページ数 | 4 |
著者・共著者 | 中江翔飛、山口雅夫、島峰徹也、戸井武司 |
概要 | 病院内では医療機器の動作音や人の声など様々な騒音が混在し,背景音が大きく音環境が悪い状態となっている(1).また,医療従事者に対して異常事態を知らせる聴覚アラーム信号(以下,アラーム音)が高頻度で発生している.治療処置を受けている患者を対象とした研究では,124時間の治療処置中に毎分約1, 2回アラーム音が発生していることが報告されている.そして,背景音が大きい中でアラーム音が高頻度で発生しているため,医療従事者が患者の状態の変化を知らせる重要なアラーム音を聞き逃す可能性があり,医療事故につながる懸念がある.一方,入院患者へのアンケート調査では,「入院中,不快に感じる音」として「医療機器のアラーム音」が最も多く挙げられているため,医療従事者の認知性向上のためにアラーム音の音圧を大きくすることは,患者にとって好ましくないと考えられる.これらの現状から,背景音とアラーム音の音質差を適切にすることが必要と推察される.そこで本研究では,背景音とアラーム音の音質差を変化させることによって,認知性や快適性などの聞き心地に与える影響を主観評価と音響特性の分析から検討する. |