タナベ ダイスケ
田辺 大介 所属 医療保健学部 看護学科 職種 助教 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2020/03 |
形態種別 | 学位論文 |
査読 | 査読あり |
標題 | 長期の入院を要した広汎性発達障害患者の問題行動と看護のあり方 |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 令和元年度帝京大学医療技術学研究科看護学専攻修士論文 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 帝京大学大学院医療技術学研究科看護学専攻 |
総ページ数 | 108 |
著者・共著者 | 田辺 大介 |
概要 | 本研究は、広汎性発達障害患者の1事例の長期経過から「問題行動」の具体的態様を明らかにするとともに、効果的な看護を探索することを目的とした。
入院経過から、1か月毎の概要記述を作成し、「問題行動」のカテゴリーと頻度等を特定した。さらに、「問題行動」の分析結果から、効果的な看護を探索した。 その結果、発達障害患者の「問題行動」をカテゴリー化する事が出来た。また、発達障害患者の「問題行動」の持続的な発生が、看護の継続を困難にし、患者への拒否感につながっている事が明らかになった。その一方で「問題行動」は、患者と看護の相互的な作用を受ける事も示された。 発達障害患者の「問題行動」に対する看護は、「問題行動」を許容しつつ、自由で開放的な時間と空間を共有しながら、その原因や意味を一緒に考えていく事が重要であった。医療者とのつながりを途切れさせないこと、家族と患者のつながりを回復させることの重要性も示唆された。 |