オオヤマ マサヒコ
大山 昌彦 所属 学環 教養学環 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 1997/11 |
形態種別 | その他 |
標題 | 「ザ・ロック・ステ ィル・ローリン:グ ローバル時代のロー カルなアイデンティ ティー」 |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 東京都立大学社会人類学研究会(於:東京都立大学) |
出版社・発行元 | 東京都立大学 |
概要 | グローバルなレベルで流通する複製メディアの音楽であるロックンロールが、異文化的な文脈におけるアイデンティティー戦略のための文化資本として流用されるプロセスを考察。日本において文化製品としての複製メディアの流通をコントロールする文化産業の中央集権性から生じるロックンロールのマス・イメージは、それと共通項を見いだすと産業側から見込まれた若者によって支持され、受容されたが、その流行が過ぎるとそのイメージは生産されなくなる。時代遅れのロックンロールとそのマス・イメージを演じる若者サブカルチャーは、そういった過去の流行に背を向ける他の若者と差異化をはかるためだけではなく、ロックンロールとそのマス・イメージに対し独自の意味を生成することでサブカルチャーとしての自律性と保つための集合表象として流用していることを指摘。 |