タナカ コウヘイ
Tanaka Kohei
田仲 浩平 所属 医療保健学部 臨床工学科 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 1990/10 |
形態種別 | 学術講演予稿集(学会、研究会を含む) |
標題 | ディスポーザブル圧トランスデューサー性能比較 |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 産業医科大学学会誌 J.UOEH |
出版社・発行元 | 産業医科大学 |
巻・号・頁 | Vol.13(No.1),88頁 |
著者・共著者 | 田仲浩平,村上基博,中村征矢 |
概要 | 近年,取り扱いが容易なディスポーザブルトランスデューサ(DT)がリューザブルトランスデューザ(RT)に代わり広く臨床で使用されている.これらを実際に使用すると収縮期の値が高めに表示されるなど忠実な応答がなされていないことが,少なくない.このため共振周波数と減衰係数を調べることによって各種DTの周波数性能の比較検討を行った.対象はRTのP23X,DTではバクスター→ユニフロー,スペクトラメッド→DTX-PLUS,アボット→トランスパック,コーブ→CDX-3,P.V.B→DPT-3003Sグラフィックコントロール→BPM-1551,テルモ→プレザクト2を用いた.方法は充分に除泡した各々のトランスデューサをA(コントロール)とした.実際に臨床で行っているセットアッによって共振周波数と減衰係数の低下率を求め,5%をもって有意の差とした.共振周波数と減衰係数はP-23XLとBPM-1551を除いた6製品は30HZ付近,0.30ー0.35と差は無かった,Bではユニフローを除く7製品は共振周波数,減衰係数共に有意に低下した.特にトランスパックとBPM-1551は著しい低下となり制動の不足で3倍近い値の変動があった.これらの原因は大きな気泡ではなく,センサー部壁に付着する微小気泡によって周波数特性の低下きたしており,除泡することで共振周波数と減衰係数の改善が認められた.DTはRTより周波数特性に優れていたが使用するに当たっては,導管チューブ内の気泡は基よりセンサー部,フラッシュデバイス接続部等に残る微小気泡も充分に除去することが重要である. 本人担当:データ収集,資料収集,論文作成. |