タナカ コウヘイ
Tanaka Kohei
田仲 浩平 所属 医療保健学部 臨床工学科 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2010/04 |
形態種別 | 著書 |
標題 | 臨床工学技士育成の精神をたずねて(第43回) |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | Clinical Engineering. |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | クリニカルエンジニアリング |
巻・号・頁 | Vol.21(No.4),378-381頁 |
著者・共著者 | 田仲浩平 |
概要 | 徳島文理大学は,9学部26学科・3専攻科,5つの博士課程を持つ大学院,さらには5つの研究所を有する総合大学である.明治28年(1895),村崎学園創立者が[自立協同]を建学の精神として本学園を創立した。この[自立協同]とは,自分自身のアイデンティティを確立し,社会の一員としての協調性の大切さを知ることを理念として掲げる.また,本学は,国際交流にも力を入れており,北米,アジア,ヨーロッパなど世界各国16校との間にその輪を広げ,学生は長期・短期の各種プログラムを通して海外研修に参加できるような環境が整っているほか,海外からの学生も積極的に受け入れている.特に,現代社会及び医療ニーズに対応するために,メディカル教育についても整備を進めており,薬学部、看護学科、理学療法学科,人間福祉学科,食物栄養学科は徳島キャンパス,また理工学部臨床工学科と香川薬学部は香川キャンパスに設置するなど,社会及び医療の要求に基づいた学部・学科編成とし,地域医療への貢献を目指し医療人養成を行っている.臨床工学科では,このシミュレーション・ラボを中心とした学内演習・実習などにより実践教育を展開している.演習・実習では,論理的な思考をもとにしたディベートやディスカッション,また自己達成を評価するプレゼンを多用し,論理性を養うことを目標にした授業を取り入れている. 四国地域の臨床実習における指導方法の標準化及び評価基準の統一化などに関する臨床実習指導マニュアル(仮称)を視野に入れた会議を重ねている.香川県内3大学の医療系学部による高度な医療人育成事業(平成20年度採択事業:戦略的大学連携支援事業(教育研究高度化型))を推進している.地域に貢献する医療人を育成し,地域の医療環境の強化をはかるため,医療系学部を持つ徳島文理大学(臨床工学、薬学),香川大学(医学、看護),香川県立保健医療大学(看護、検査)の3大学が連携し,総合的な医療教育を行う「香川総合医療教育研究コンソーシアム」を構築した.大学間の共同授業や,教員間の共同研究の実施、医療情報の共有化、人的交流を行うことで,地域に密着した「チーム医療」の実践をめざしている.また,香川県内の臨床工学技士会を始め,医師会,薬剤師会,看護協会,検査技士会など関係団体など,地域全体のサポートを受け,高度な医療人としての素養をもつ人材育成に取り組んでいる. |