|
エノモト ミカ
榎本 美香 所属 メディア学部 メディア学科 職種 准教授 |
|
| 言語種別 | 日本語 |
| 発行・発表の年月 | 2003 |
| 形態種別 | 学術論文 |
| 査読 | 査読あり |
| 標題 | 会話の聞き手はいつ話し始めるか:日本語の話者交替規則は過ぎ去った完結点に遡及して適用される |
| 執筆形態 | 単著 |
| 掲載誌名 | 認知科学 |
| 出版社・発行元 | 共立出版・日本認知科学会 |
| 巻・号・頁 | 10,291-303頁 |
| 著者・共著者 | 榎本美香 |
| 概要 | 本研究では日本語における「です」や「ます」などの発話末要素が現話者のターンが既に完了していることを示すものであることを提唱する。聞き手は発話末要素を聞けばすぐに次発話を開始できる。実験参加者は発話末要素への重複発話対を聞き、妨害度を評定する。重複発話対は、1)発話末要素開始前から重複、2)発話末要素開始と同時に重複、3)発話末要素の長さ三分の一の位置から重複、4)発話末要素の長さ三分の二の位置から重複、5)発話末要素の三分の三の位置から開始(重複なし)の5つから構成される。実験1では、発話末要素を挟んで妨害度が大きく代わることが示された。実験2では、発話末要素の長さ三分の二の位置の前後を挟んで、重複の長さよりも発話末頭からの経過時間が妨害度に強い影響を与えることがわかった。これらの結果は、聞き手が発話末要素を聞くとただちに次発話を開始しても、妨害的な話者交替にならないことを示している。 |
| 論文(査読付)ファイル | DOWNLOAD |
| 外部リンクURL | http://dp15281441.lolipop.jp/pdf/JCSS2003.pdf |