ミヤザキ タカアキ
宮﨑 貴朗 所属 医療保健学部 リハビリテーション学科 理学療法学専攻 職種 准教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 1994/03 |
形態種別 | 学術論文 |
標題 | 段差昇降・ショックアブソーバ機構付き電動車椅子の試作と試乗結果 |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 長寿科学総合研究支援機器分野報告 |
著者・共著者 | 著者:吉村茂和,吉田耕志郎、芝崎和男、 林 泰史、宮崎貴朗,近野一浩, 山本 摂,田口孝行 |
概要 | われわれが、これまで開発した段差昇降機構付き電動車椅子に、段差降下時の衝撃緩和のための、ショックアブゾーバ機構を開発した。 ショックアブゾーバ機構は、後輪と後輪駆動用モータの間にさゆうそれぞれに床面下と水平に設置した。形状は、ひらがなの“ひ”型とし、材質はSS400の鋼製で厚さ6mm、幅30~70mm、中央部の軸部分では、70mmと幅広く、上下に幅広い構造になっている。 緩衝方法は、鋼製のコイル引きバネ方式で、太さ3mm、コイルバネの外径30mm、バネの長さ125mm、コイル巻き数30巻を使用した。 ショックアボゾーバの後方先端部には 直径35mmのボールベアリング製の車輪を取り付け、段上をスムーズに動くようにした。ショックアブゾーバ機構の重量は4kg、電動車椅子に装着した総重量は、106kgであった。 試乗結果は、衝撃緩和機構の効果は認められたものの、完全に乗車時の不安感をなくす程度まではいかなかった。また、衝撃緩衝機構の動作時の機械的衝突音が認められた。 今後は、軽量化、ショックアブゾーブ機構の強化のための、バネや取り付け位置の改良などが必要と考えている。 担当部分:ショックアブゾーブ機構の発案と製作。試乗実験の施行。 |