タナカ コウヘイ
Tanaka Kohei
田仲 浩平 所属 医療保健学部 臨床工学科 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2013/03 |
形態種別 | 学術論文 |
査読 | 査読あり |
標題 | 血液ポンプ性能評価のための生体循環負荷試験機の開発(査読有) |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 日本医工学治療学会誌. |
巻・号・頁 | Vol.25(No.1),12-21頁 |
著者・共著者 | 田仲浩平,福富純一郎,塚本寛 |
概要 | 補助人工心臓や置換型人工心臓は,臨床で適応する前に性能を評価する必要がある. 我々は,安静時から運動時など広範囲の循環動態において,血液ポンプの安定性を評価できる負荷試験機を開発した. 試験対象とする供試ポンプから,温度センサー,圧力センサー,電磁流量計の順に連結され,可動式の上部水槽へ接続されている.供試ポンプの吸込み側は下部水槽に接続されており,負荷試験機の管路構成は閉ループとなっている. 本試験機では,生体の循環動態として,心拍出量などに起因する血圧変動を水圧変化として置き換え,血管抵抗の変動については,管路径の変化を機械的に制御することで生体循環の動態変化として再現する.また,水圧と管路抵抗変化のほか,連続流型血液ポンプの周期変動についても試験を行った. 血液ポンプは,急激な循環動態の変動および負荷に抗し,送血流量を維持する能力が最も重要である.試験では,連続流型血液ポンプの回転数の周期変動試験を行うことで,送血流量の安定性を確認した. 開発した血液ポンプ負荷試験機は,血液試験や動物実験等の数を減少させることができ,さらには,血液ポンプの動特性などの性能評価が行えるなど有用なものとなる. 本人担当:実験データ収集,データ分析,論文作成 |