タナカ コウヘイ
Tanaka Kohei
田仲 浩平 所属 医療保健学部 臨床工学科 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2013/01 |
形態種別 | 学位論文 |
査読 | 査読あり |
標題 | 血液ポンプ性能評価用生体循環負荷試験機の開発(査読有) |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 博士論文 全61頁 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 徳島大学大学院 知的力学システム工学専攻 機械創造システム工学 博士後期課程 |
著者・共著者 | 田仲浩平,福富純一郎,塚本寛 |
概要 | 本研究では,人工心臓や体外循環等でも用いられる連続流型血液ポンプ開発において今後より一層必要となる,生体循環負荷試験装置を開発する.この生体循環負荷試験機は,現有の人工心臓開発に適応される実験装置にはない生体の循環動態の機能を再現できるもので,特に連続的にかつ,急激な循環動態の変動を加えることのできる特殊な機能を有したものである.この試験機は,人工心臓の開発において,血液ポンプが受けるものと予測される負荷,および過負荷を本試験機で再現することで,より高性能な人工心臓の開発が行えるなど,高度医療の進歩に寄与することができる. 生体循環を模擬した装置に関する先行研究においては,血圧,血管抵抗,拍動など生理的な生体循環を忠実に模擬したものがあるが,それらは,血液ポンプ本体の耐久性などを含めた動特性を評価できる,また負荷試験が行える,さらに上記の様な,急激な変動など非定常性の影響まで取り扱っていない. 本研究で開発を進めている生体循環負荷試験機は,人工心臓等の開発に向けた動物実験の数量低減,および臨床試験における生体へのリスク低減等に,貢献することができる. 今後,更に生体循環動態に近似させた負荷機能を追加していく予定であるが,今回,現有の機能を用い,特定の血液ポンプに対し負荷試験を試み,生体循環負荷試験機の機能を確認する. 本人担当:実験装置設計・開発,研究計画,実験,データ収集,データ分析,論文作成 |