オオノ カンタ
OHNO Kanta
大野 勘太 所属 医療保健学部 リハビリテーション学科 作業療法学専攻 職種 助教 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2017 |
形態種別 | 学術雑誌,解説・総説 |
標題 | 特集:麻痺側上肢の機能獲得への挑戦 脳卒中後麻痺側上肢の使用行動を促進するためのアプリケーションツール: ADOC for Hand |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 臨床作業療法 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 14(4),303-306頁 |
著者・共著者 | 大野勘太,竹林崇,友利幸之介 |
概要 | CI療法の治療的要素には,麻痺手の機能を生活場面に転移させる行動戦略であるtransfer package(以下,TP)がある.従来のTPは,言語を中心とした対話で展開され,療法士には相応の面接技能が求められていた.そこで我々は,TPにおける療法士の面接技能を補填するアプリケーションとしてADOC-Hを開発した.今回,ADOC-Hを使用したことで,麻痺手の使用頻度の増加や機能改善に奏功した事例を経験したため,以下に報告する.ADOC-Hは,患者と療法士がADLやIADLを中心としたイラストから,麻痺手を使用する活動を選択する.イラストは全130枚あり,各活動の動作工程が細分化されて描かれている.文字情報に比して画像刺激が記憶想起を支援するという現象として画像優位性効果がある.ADOC-Hにおいても画像優位性効果によって麻痺手の使用行動の具体的な想起が支援されることが期待される. 担当部分:全般 |