ミカミ コウジ
Koji Mikami
三上 浩司 所属 メディア学部 メディア学科 職種 教授 |
|
言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2020/12 |
形態種別 | 学術論文 |
査読 | 査読あり |
標題 | 映像制作初期段階におけるシナリオ及び美術資料を用いた配色タイムライン生成手法の提案 |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 芸術科学会論文誌 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 芸術科学会 |
巻・号・頁 | 19(5),105-112頁 |
総ページ数 | 8 |
著者・共著者 | 戀津 魁,三上浩司,竹島由里子,近藤邦雄 |
概要 | 映像コンテンツにおける画面の色は,作品全体の印象を決定する重要な要素である.世界的な映像制作スタジオにおいて,制作初期段階から映像全体を通して配色を検討する工程を設けている事例も存在することから,映像コンテンツ制作時に必要な情報であるといえる.しかし,制作初期段階から映像全体の配色を検討するための資料を作成するためには高い専門性を要し,現状の制作工程に導入することは難しい.そこで本研究では,映像制作の初期段階に必ず作成されるシナリオ及び美術資料を用いて,映像全体の配色をシミュレートし可視化した配色タイムラインの生成手法を提案する.制作初期段階の中でもさらに段階を分け,シナリオの大まかなプロット段階,初稿段階,背景美術資料作成段階それぞれの時点での情報を利用した配色タイムラインの生成を行った.そして,完成済みの映像作品を元にした配色タイムラインの可視化を行い,その作品のシナリオ及び美術資料から生成した配色タイムラインとの比較を行った.その結果,利用する情報量により精度は異なるものの大きな乖離なく,制作初期段階から作品全体の配色をシミュレートできることが確認された.これにより,本研究で提案する配色タイムラインを活用した新たな工程によって,制作初期段階から配色の検討ができる可能性を示すことができた. |
ISSN | 1347-2267 |
外部リンクURL | https://www.art-science.org/journal/v19n5/v19n5pp105/artsci-v19n5pp105.pdf |