タナカ コウヘイ
Tanaka Kohei
田仲 浩平 所属 医療保健学部 臨床工学科 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2011/10 |
形態種別 | 学術講演予稿集(学会、研究会を含む) |
標題 | 遠心型血液ポンプを用いた生体循環シミュレータの開発 |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 第22回バイオフロンティア講演会講演論文集 |
掲載区分 | 国内 |
著者・共著者 | 大西健司,田仲浩平,福富純一郎,重光亨 |
概要 | 年々わが国の心不全患者は増加傾向にあり,現在では推定160万人とも言われている.その治療には心臓移植が望ましいが,ドナー不足や費用など多くの問題がある.そこで心臓移植までのつなぎや代替療法として補助人工心臓ポンプが使用される.その際,補助人工心臓の血液ポンプには人体から脈動や血圧変動,血管抵抗などの負荷がかかるが,これらの負荷に対して常に安定した送血が求められる.これまで血液ポンプの機能評価には動物実験が行われてきたが,近年,動物実験等に関する3R(Replacement, Reduction, Refinement)の理念のもと,その是非が問われている. 本研究では血液ポンプの性能を評価するための生体循環シミュレータを開発し,その各機能について検討を行った. 生体循環シミュレータなどを積極的に活用した血液ポンプの性能評価が必要である.開発したシミュレータは生体の拍動を再現し,血圧や血管抵抗を模擬した負荷抵抗を血液ポンプに与えることが可能である. 今後は人体の動態変化の更なる解析を進めることで,より生体の循環動態に近似させたシミュレータ開発が可能となる. 本人担当:研究計画,論文作成指導 |