タナカ コウヘイ
Tanaka Kohei
田仲 浩平 所属 医療保健学部 臨床工学科 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2011/01 |
形態種別 | 学術講演予稿集(学会、研究会を含む) |
標題 | 血液ポンプ負荷変動型循環試験機の開発 |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 日本機械学会第23回バイオエンジニアリング講演論文集. |
出版社・発行元 | 日本機械学会 |
巻・号・頁 | (No.10-74),117-118頁 |
著者・共著者 | 田仲浩平,福富純一郎,塚本寛 |
概要 | 平成23年1月8-9 近年,人工心臓用血液ポンプには高性能化が要求されている.補助人工心臓や置換型人工心臓は,臨床応用に先立ち,生体循環を模擬した試験装置による性能評価,それに続くin vivo性能評価として,動物実験によって,生体内における機能,温度上昇,解剖学的適合性について評価される.しかし,動物実験等に関する理念「3R(Replacement, Reduction, Refinement)」に則り,模擬試験による評価精度の向上が望まれている.このため人工心臓も含めた医療機器性能評価の模擬装置の開発が急がれている.これまで,血液ポンプの性能評価には,基本性能及び血栓,溶血,生体適合性などに関するものが多く,生体の循環状態変化に対するポンプの応答については明らかになっていない.特に安静時と運動時では,心拍出量が大幅に異なるうえに,各器官への流量配分も違うため,動態が大きく変化することになる.そのため,生体の安静状態から運動状態への移行のような急激な状態変化時と同様の負荷を加えたポンプの応答評価が重要になると考えられるが(1),このような状態においてのポンプ特性の評価方法はまだ確立されていない. 研究の目的として,安静時から運動時に亘る広範な運転域における血液ポンプの安定性を判定評価できるものとして生体循環負荷試験機の開発を進めており,今回その機能について検討を行った. 本人担当:研究計画,論文作成 |