タナカ コウヘイ
Tanaka Kohei
田仲 浩平 所属 医療保健学部 臨床工学科 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2010/10 |
形態種別 | 学術講演予稿集(学会、研究会を含む) |
標題 | 遠心型血液ポンプを用いた生体循環シミュレータの研究 |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 日本機械学会中国四国支部・九州支部合同企画徳島講演会講演論文集. |
出版社・発行元 | 日本機械学会 |
巻・号・頁 | (No.105-2),81-82頁 |
著者・共著者 | 大西健司,田仲浩平,福富純一郎,重光亨 |
概要 | 心臓手術における体外循環での送血方法として,遠心ポンプを用いる方法がある.その場合に血液ポンプには,赤血球が破壊される溶血や血液が塊を形成する血栓を防ぐ羽根車の形状特性の他に,生体の循環動態変化に対しても常に安定して送血流量を維持する機能が求められる.具体的には,心不全時などの生体循環の急激な変動にも追従することのできる機能である.このような血液ポンプの機能を評価するためにも,生体循環の変動が再現可能なシミュレータの開発が必要となる. 本シミュレータは血液ポンプの回転数を周期的に変動させることが可能であると共に,管路抵抗や水圧も変動させ,生体の循環動態を再現することで,血液ポンプの動特性評価を可能とするものである.本シミュレータは試作段階にあり,特に機能について検討を行った. 遠心型血液ポンプの特性を評価するためには,生体の循環を模擬できるシミュレータの開発が必要である.本シミュレータは血液ポンプにかかる負荷圧や管路抵抗,血液ポンプ自身の回転数を連続的に変動させることで試験ポンプの詳細な特性を分析することが可能である. 今後は生体循環の動態変化を解析し,水圧変動および管路抵抗変動を同期させることで,より生体の循環に近付けたシミュレータの開発を目指す. 本人担当:シミュレータ開発,データ収集,評価 |