トモリ コウノスケ
友利 幸之介 所属 医療保健学部 リハビリテーション学科 作業療法学専攻 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2025/03 |
形態種別 | 学術雑誌,解説・総説 |
招待論文 | 招待あり |
標題 | 患者のセルフマネジメントを高める目標設定 |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | PAIN REHABILITATION |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 日本ペインリハビリテーション学会 |
巻・号・頁 | 15(1),1-7頁 |
担当区分 | 筆頭著者,責任著者 |
著者・共著者 | 友利幸之介 |
概要 | 持続可能な社会保障システム構築に向け,リハビリテーションにおいては,従来の寝たきり予防や医療的ケアにとどまらず,地域包括ケアシステムを支えるための患者のセルフマネジメント支援が求められている。セルフマネジメントサポート(SMS)は,医学面,社会的役割,感情面の三つの管理領域を含み,問題解決や意思決定など六つのコアスキルの習得を通じて患者の自立を促すものであり,多くのエビデンスがその有効性を示している。一方,セルフマネジメントを成功させるには目標設定が欠かせない。本総説では,Lenzen らの示す目標設定から行動計画,対処計画,フォローアップに至るプロセスを整理し,患者と療法士の共同意思決定を促すADOC や,目標達成度を段階的に測るGAS をはじめとするツールの活用法を概説する。特にペインリハビリテーションの分野では,セルフマネジメント支援の具体的な手法や有効性が先行して示されており,その知見や実践が他の領域に波及することで,より多くの患者のQOL 向上ならびに持続可能な医療システムの構築にも貢献することが期待される。 |
外部リンクURL | https://doi.org/10.60411/painrehabilitation.12 |