タナカ コウヘイ
Tanaka Kohei
田仲 浩平 所属 医療保健学部 臨床工学科 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2010/09 |
形態種別 | 学術講演予稿集(学会、研究会を含む) |
標題 | 体外循環用遠心型血液ポンプ試験装置の研究 |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 2010年度年次大会日本機械学講演論文集. |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 日本機械学会 |
巻・号・頁 | Vol.6(No.10-1),127-128頁 |
著者・共著者 | 田仲浩平,大西健司,福富純一郎,塚本寛 |
概要 | 血液ポンプにとって必要な機能は,溶血を防ぐインペラーの形状特性のほかに,生体の循環動態変化においても極めて安定的に送血流量を維持することが要求される.具体的には,生体の血管抵抗及び動脈血圧の変動に抗する機能である.このため生体循環の変動特性について,連続的にかつ変動幅の広い循環動態の再現が可能となる試験装置が必要となる.心不全など生体の急変時の状況を再現することから,負荷圧や管路抵抗などが周期的かつ連続動作する動的機能が求められる.本装置は,管路抵抗も含めた生体の循環動態を再現することが可能であり,実際的な血液ポンプの動特性についての評価を行うことができる.本研究においては,血液ポンプの評価試験用に試作した生体循環シミュレータの機能について検討を行った. 血液ポンプの評価試験では,生体循環シミュレータなど生体循環を模擬できる試験装置が必要である.本シミュレータは循環動態の変動による状況に応じた設定が可変することが可能であり,詳細な特性評価を得ることが出来る.今後,生体循環の動態変化を分析し,管路抵抗及び水圧を同期させ,より生体循環と近似したシミュレータ開発を目指す. 本研究は,平成20年22年科学研究助成金基盤研究(B)(課題番号20360086)による支援を受けて行われた. 本人担当:試験機の開発,実験プラン,データ収集,原稿作成 |