エノモト ミカ
榎本 美香 所属 メディア学部 メディア学科 職種 准教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2017/09 |
形態種別 | 学術講演予稿集(学会、研究会を含む) |
標題 | 協働活動に埋め込まれた現場指示の「これ」と「それ」の用法 ~北信州野沢温泉に伝わる道祖神祭りの準備作業場面より~ |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 日本認知科学会第34回大会論文集 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 185-192頁 |
著者・共著者 | 榎本美香, 高梨克也 |
概要 | 本研究では、「これ」や「それ」といった現場指示の指示詞が実際の協働活動においてどのように使われるのかを調べる。指示詞は、単に話し手と聞き手と対象物の物理的距離によって決定されるのではなく、話し手と聞き手が共同行為を行っているか否か、対象物が複数あるか否かに応じて使い分けられていることを示す。 分析の結果、以下の点が明らかになった。(1)話し手と聞き手が同一の共同行為に従事しているときには「これ」が用いられる。(2)話し手と聞き手が異なる行為に従事しているときには、聞き手の操作する対象物は「それ」で指し示される。(3)同一の共同行為中に複数の参照物があるときには、話し手と聞き手と対象物との相対的距離によって「それ」と「これ」が使い分けられる。 |