| エノモト ミカ 榎本 美香 所属 メディア学部 メディア学科 職種 准教授 | |
| 言語種別 | 日本語 | 
| 発行・発表の年月 | 2016/09 | 
| 形態種別 | 学術講演予稿集(学会、研究会を含む) | 
| 査読 | 査読あり | 
| 標題 | 猿田彦の舞における舞方と奏方の即興的調整:野沢温泉燈籠祭りの事例から | 
| 執筆形態 | 共著 | 
| 掲載誌名 | 日本認知科学会第33回大会予稿集 | 
| 掲載区分 | 国内 | 
| 巻・号・頁 | 207-212頁 | 
| 著者・共著者 | 寺岡丈博・伝康晴・榎本美香 | 
| 概要 | 本研究では、湯澤神社例祭における猿田彦の舞について分析する。猿田彦の舞は、大湯通りの要所要所(十王堂前、大灯籠下、大湯前、湯澤神社鳥居下)に張られた注連縄を切ること(シメキリ)を終焉とする。猿田彦の舞において即興的な調整が、奏方同士(笛と太鼓)による双方の返しの入りの一致と、舞方の合掌と奏方の返しの一致という形で行われていることが分かった。舞の終盤になると囃子と返しはテンポが異なってくるのにも関わらず。前者では、返し直前に笛が音を伸ばす間に拍子を奏方内で共有することで、返しの出だしを一致させていた。一方、後者では、舞方が舞の開始時に行う拍手の合掌を返しの末尾に合わせることを原則とするが、中盤の舞では、この調整は舞と演奏の進行状況が合致する場合に限られ、前者に対して後者は緩やかな調整といえる。 |