イトウ アキノリ
Akinori Ito
伊藤 彰教 所属 メディア学部 メディア学科 職種 特任講師 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2019/09 |
形態種別 | 学術講演予稿集(学会、研究会を含む) |
標題 | サウンドデザインにおける主観的聴取点とfor-me-nessの概念に関する基礎検討 |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | ADADA Japan 第6回学術会議予稿集 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | アジアデジタルアーツアンドデザイン学会 |
巻・号・頁 | 40-43頁 |
総ページ数 | 4 |
著者・共著者 | 伊藤彰教 |
概要 | 国内外・新旧のサウンドを伴ったコンテンツの事例から提起される、物語空間内でのサウンド配置構造の特殊事例を概観すると共に、主に海外の映画音響分析手法や概念構築研究をレビューした文献調査研究を実施した。Chionの"Point of Audition (POA)"、Vermaの"audio position"のいずれも、物語空間内における主観的な位置なのか、劇場などにおける鑑賞者の物理的な位置なのかを明確に切り分けることができない。このため、左近田らの研究における「主観的な聴取空間」というキーワードと組み合わせ、「主観的聴取点」(subjective point of audition)と呼称することを提案する。一方で「<わたしのため>の度合い・具合」としか訳せない"for-me-ness"は当面このままの呼称にて研究を推進することが妥当と考えられる。「diegetic/non-diegeticが連続的に変化する状況」に関しては、映画制作の現場で広く利用されているSijll執筆の制作メソッド集にまとめられている"meta-diegetic"という用語を便宜的に利用することで、多様な状況を包括的に記述できる。その内実の詳細化については左近田らの分類を参照に細目を確定する予定である。 |
外部リンクURL | http://adada.info/japan6th/proc/2019ADADAJapan_proceedings.pdf |