タナカ コウヘイ
Tanaka Kohei
田仲 浩平 所属 医療保健学部 臨床工学科 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2005/02 |
形態種別 | 学位論文 |
査読 | 査読あり |
標題 | Ventilation Maskの最適化形状に関する研究(査読有) |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 修士論文全64頁. |
出版社・発行元 | 九州工業大学大学院生命体工学研究科. |
著者・共著者 | 田仲浩平 |
概要 | 【目的】近年,人工呼吸療法がQOL(quality of life)に伴い変化している.人工呼吸は非侵襲的な手法を考慮しNPPV(Noninvasive positive pressure ventilation)が普及してきた.【方法】NPPVは,吸気相(IPAP)及び呼気相(EPAP)の二相の陽圧を肺胞に与え,ガス交換を促進させる換気様式を示している.このNPPVで用いられるインターフェースがベンチレーションマスク; V.Mである.このVMは,中枢神経障害や肺障害を煩う多くの人々に使用されてきた.しかしながら,このようなVMは,一般的なマスクと同様にコストが優先されているため,吐き出した呼気を再度吸入してしまう構造的な問題が犠牲にされている.この再呼吸は,正常な血中の二酸化炭素濃度を上昇させ,生体臓器に悪影響を及ぼすと言われている.しかしながら,小型VMは主に慢性呼吸不全に用いられ,最近普及してきた救急領域等では大型VMが有利である.大型VMでありながら再呼吸が抑えられるマスク形状を実験及び数値計算の手法を用い明らかにした.【結果】呼気ポートは陽圧マスクの流れ場に影響を与え,マスク内のCO2の排出の能力を変化させる.VMの最適化形状は,マスク中心部における呼気ポートが最適な流れを示し,再呼吸を防ぐ事が明らかとなった. 本人担当:データ収集,データ解析,論文作成. |