タケシマ ユリコ
竹島 由里子 所属 メディア学部 メディア学科 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2007/09 |
形態種別 | 学術論文 |
査読 | 査読あり |
標題 | GADGET/FV:流れ場の可視化アプリケーション設計支援システム |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 画像電子学会誌 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 画像電子学会 |
巻・号・頁 | 36(5),796-806頁 |
著者・共著者 | 竹島由里子, 藤代一成 |
概要 | モジュール型可視化環境(MVE)は,専門分野固有の可視化ソフトウェアにはない貯蓄性や拡張性などの利点を併せもつことから,流体科学をはじめとする多くの分野で広く利用されている.しかし,主たるユーザである科学者や技術者は可視化の専門家であるとは限らないため,モジュールとして提供されているすべての可視化技法の使用法や特徴,利害得失などを把握することは困難である.従って,対象とするデータや可視化目的に最適な可視化アプリケーションを構成することは容易ではない.そこで本稿では,可視化目的から有効な可視化技法を特定する目的指向分類であるWehrendマトリックスを拡張した知識ベースを援用することによって,流れ場の可視化アプリケーション設計を支援し,既存MVEの利用を促進するシステムGADGET/FVを提案する.GADGET/FVは,ユーザの可視化スキルレベルに応じて支援内容を変化させる適応性だけでなく,作業過程の保存・再利用や,研究メモを可視化結果にリンクさせる機能をもつことによって,ユーザの視覚解析の進捗に合わせた,よりきめの細かい支援を実現している.流体解析の実例を用いて本システムの有効性を示すとともに,Robertsonらが提案する可視化システムの性能を定義する六つの要素にしたがって,本システムの性能を総合的に評価する. |